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脂質はリポたんぱくの形で血液中に存在する
コレステロールや中性脂肪は血液に溶けないので、血液中では一種の
たんぱく質と結びつき「リポたんぱく」と呼ばれる粒子として体内を循環しています。
血液中に存在する脂質は4種類
血液中(血清)に存在する主な脂質(血清脂質)は次の4種類です。
@コレステロールとその脂肪酸エステル
A中性脂肪(トリグリセライド)
Bリン脂質(レシチンなど)
C遊離脂肪酸
脂質は水に溶けにくいことはよく知られていますが、ほとんど水分といえる血液にも
脂質がそのままのかたちで溶け込むことはありません。
それでは、どうして脂質が血液によって体内を循環できるかというと、
ある種のたんぱく質と結びついているからです。つまり、水になじみやすいように、
脂質はたんぱく質で表面を覆われ、小さな粒子となることで血液中に存在しているのです。
このように脂質とたんぱく質の複合体を「リポたんぱく」と呼び、脂質の表面を覆う
たんぱく質を「アポたんぱく」と呼びます。
@〜Bはアポたんぱくと結びついていて、「リポたんぱく」として体内をめぐっています。
また、Cはアルブミンという物質と結合して血中に存在します。
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