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長くむりなく継続できる運動が最適
運動によって上手にエネルギーを消費するためには、自分に合った運動法で
むりなく長く続けられるものを選ぶことがポイントになります。
「早歩き」や「水中歩行」でも十分運動としての効果がある
「運動」というと、ふつうはテニスやゴルフなど“スポーツする”ことを考えますが、
高脂血症を予防し治療する目的であれば、必ずしもスポーツにこだわることはありません。
要は、脂質をエネルギーに変えて消費することを考えればよいわけで、一番簡単なのは
日常的な行動に少し工夫を凝らし、より運動量を増やせばよいのです。
日常生活で、意識してマメにからだを動かすだけでも運動量は増えますが、
運動量をより多くするためにはまず足を使って歩くことです。
歩行運動は、二足歩行動物として人類に備わった特徴的な運動で、医療的な効果を
高めるためには、運動に強弱をつけたり、時間をかけるなどして最大限その特性を
生かせばよいのです。
たとえば大股でうでも大きく前後に振って歩く「ウォーキング」や、
軽い「ジョギング」などが考えられます。こうした運動を水中で行うとより効果は
高くなります。
このような運動は、体内の余分な脂肪を燃焼させて高脂血症を予防するほか、
全身の血行をよくして心肺機能を高め、動脈硬化を防ぐ効果も期待できます。
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