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年をとるとコレステロール値は下がる?
個人差はありますが、60〜70歳ごろをピークにそれ以降は
コレステロール値は下がる傾向があります。ただ血中の脂質が
減少しても血管は老化するので油断は禁物です。
血中の脂質低下は臓器器官の老化と食物の嗜好変化が要因
コレステロールや中性脂肪のとりすぎが、動脈硬化の原因となり心筋梗塞や
脳梗塞を誘発することは再三述べてきたとおりです。
ところが、60〜70歳をピークにそれ以降は、個人差はありますがコレステロール値は
低下する傾向があります。血中の脂質がなぜ低下するのか、その原因はまだ十分に
解明されていませんが、今のところ加齢による臓器器官の老化に伴う体内での脂質の
合成低下や、食事も脂っこいものを嫌う嗜好の変化など、動物性脂肪摂取の減少などが
考えられます。
しかし、当然個人差も大きく、コレステロール値や中性脂肪が高いままで経過する人も
います。その場合は若い人と同じように高脂血症に対して適正な治療が大切です。
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